¿De qué?

viernes, 11 de noviembre de 2016

今日は冷たい雨、もう冬なのか/9カ月と1日

いやはや、筆不精もここまでくるとあきれ返るしかない。
蓼科で夢のような夏休みを過ごしていたかと思ったら、あれよと言う間に研究会、そして1週間後には学会での発表がやってきて、その数週間前には後期授業も始まっていた。頭の中ではいろいろするべき準備を思い描いてはいたものの、そのほとんどは果たせずじまいとなった。ほろ苦い学会デブー(「デビュー」のスペイン語読み)ともなった。これは何とかして論文投稿で巻き返しを図りたいところである。

そんな父の不甲斐ない姿とは正反対に、愛娘は着実に成長をしていて、夏の半年の時点ではうつ伏せの状態から頭を高く上げて這う兆しを見せていたのが、今や格段の速さで居間から台所までの間を縦横無尽に這い回っている。目立った行動を書き留めておく。

  • ハイハイはずり這いの状態で、まだ腰は完全には浮かない。でも、止まった状態で腰を上げて前後に揺らすことはしばしば。この「練習」をしているときはだいたい、楽しそう。
  • ある程度の高さの障害(座布団1〜2枚くらい)は乗り越えて進んでいける。膝の上にもよじ登ってこようとする。
  • 物をつかむこともだいぶ進歩して、居間に吊るしてあるムーミンのモビールも、以前は「獲物」の焦点がなかなか定まらず何度か空振りしたのちに「捕獲」となっていたのが、今は手の運びもより確実になってきた。
  • つかんだ物は、もちろん口に入れるが、とくに最近はすぐに口に入れずにその前によく観察する仕草がある。紙などであれば表裏にクルクルと何度も返して、まずはよく眺めている風である。
  • そして口に入れたら、噛む。歯が、下の前歯2本だけでなく、上も前歯2本を確認できる。なので噛まれるとひじょうに痛い。授乳している妻の「苦痛」は計り知れない。僕の眼鏡もよく狙われ、すでに片側のレンズの一部は表面の加工が剥げてしまった。
  • 物をつかんでいてもそうではなくても、腕をブンブンとよく振るようになった。たまに、こちらに何かを合図しているかのようでとても愛くるしい。来客があって帰り際にこの仕草をしたものだから、「もうバイバイもできるのね」なんて場面もあった。この「素振り練習」をしているときも楽しそう。
  • いっときはヨダレを垂らすことが減ったかと思ったが、しゃべる(音声を発する)ことも頻繁になったこともあるだろうが、とにかくいろんなものを舐めるので、服などはおヨダでよく濡れるようになった。
  • 発声もだいぶ進んで、「あー、あー」と呼びかけるような声や「きゃーっ」という甲高い叫び声だけでなく、「にゃいにゃいにゃいにゃいにゃい」や「○×△※?!@*」といった具合になんとも文字には起こしづらいがしかし、もしかしたらじきに語になるんじゃないかという期待を起こさせる「しゃべり」が頻繁に聞かれるようになった。
  • 絵本を読むと、ある程度集中して聞いてくれるようになった。一緒に読んでいることが感じられることもしばしば。たとえば、『しろくまちゃんのほっとけーき』(わかやまけん、こぐま社)で、ホットケーキをフライパンで焼くくだりのとくに「ぴちぴちぴち」「ぷつぷつ」のところが面白いらしく、よく笑う。
  • 夏の終わりに白須賀に帰省して、そこから戻って「夏の旅行」にひとしきり区切りがついたところで、7カ月目を目前にして離乳食が始まった(妻にはいつも食事の支度をしてくれて本当に感謝)。最近は1日2回の頻度で食べていて、それもあってかとくにここ数日で便秘に悩まされる。ウンチがとても硬いらしく、自分で踏ん張るもかなり苦戦するようでなかなか出ない。昨晩は大泣きをしたのだ。

ひとまず思いつくままに書き出すとこんなところか。まだあったかもしれない。
とにかく、昨日で9カ月目を迎えたのだ。それだけ時間が経ったということだ。(しかし、この日の写真はない。今確認したら、最後に撮ったのは1週間ほど前だった。)

sábado, 20 de agosto de 2016

再び帰る/6カ月と9日

今日の夕方に蓼科から帰ってきた。
大ばあさまとお犬さまと、そして今シーズンから赤さんが加わった蓼科滞在は、いろいろと難しい局面に出くわして、保養になったのかどうかよくわからないというのが正直なところだ。
それでも昨日の白駒池へのお出かけと周辺のハイキングは、天気に恵まれたこともあって、とてもいいリフレッシュになった。サンティアゴ巡礼を思い出しながら歩いたりもしたが、ろくな靴を履いていなかったのが惜しいまれる。物事は形から、ではないが楽しむにも装備は大事である。いずれにしても妻の提案に感謝である。
また途中にある「麦草ヒュッテ」という山小屋がいい。帰りにはここでかき揚げそばをいただいて、目の前に広がる野草園を少し歩いてくつろいだ。

東京は暑い。が、夏なんだからこんなものだろうとは思う。確かに彼の地は涼しい。しかし湿気の多さは、その感じが違うにしても、変わらない。こう言うと負け惜しみに聞こえるだろうか。

さて愛娘の記録。今日までの目立ったこととしては、
  • 舌をベーっと前に出すことがある
  • 自分の足を、偶然に触れたからではなくて、自らつかもうとしてつかむ、また他のものもある程度しっかり長い時間つかめるようになってきた
  • 歯(下の前歯2本)が目で確認できるくらいに生えてきた
  • 甲高い声(奇声のようなもの)を出して叫ぶ
以上の4点をメモしておきたい。
そして最後の1点をして、彼女のことをたまに「恐竜さん」と呼ぶのであった。

lunes, 15 de agosto de 2016

帰る、そして戻る/6カ月と5日

先週12日金曜日にいったん蓼科から調布に帰った。ショートステイで預かってもらっていたおばあちゃんをお迎えに行くためだ。
もう記憶が定かではないが、10時半過ぎに出て、途中サービスエリアで一度休憩したのちに1過ぎには帰宅できたのではないか。道路が混んでいなくてよかったが、反対方面は渋滞だった。約束の時間には十分間に合うので、とりあえず車から荷物を降ろした。

さて、おばあさま。ステイの少し前から足が思うように動かなくなって、ステイ後も状態が変わらないか悪化していれば蓼科行きも諦めようと考えていたのだが、お迎えにあがると表情はわりと元気、歩行も以前よりは頼りないながらも少しは回復しているように見える。
かくして悩んだ挙句、また翌日から今度は4人と1匹で蓼科に戻ることに決めたのだ。

そんなわけで、土曜日は正午に再出発。
ひどい渋滞に見舞われることはなかったものの、釈迦堂サービスエリアくらいまでは入る少し手前で待機しなければいけないくらいには混雑していた。そして僕らもここで小休憩を取ることに。遺跡博物館が併設されているこのサービスエリアでは妻が草餅を手に入れて、別荘について荷物の搬入がひとしきり終わったところで一息つくのにお茶うけとしていただいた。これがとてもおいしくて、なにやら受賞するくらいのものだったらしい。少しググってみたらサービスエリアのおすすめ情報として取り上げられていた:
http://sapa.c-nexco.co.jp/sapanews?sapanewsid=3417

そして昨日の日曜日は昼過ぎから少しお出かけ。1年前にも訪れた鰻屋さんでお昼ご飯を食べて、その後はビーナスライン沿いのお店をいくつかはしごした。郭公のおばさまのところにも少し顔を出して、ついでに玄米や野菜を買う。

そしてそして愛娘。昨晩は8時過ぎに寝かしつけたら1時過ぎまでの間で1〜2時間おきに起きてしまって、今朝は大人が少々お疲れ。まだまだ赤ちゃんなのである。
そんな合間に浜松に住む弟夫婦が第2子を授かり12月に出産予定との知らせを受ける。めでたい話である。

viernes, 12 de agosto de 2016

人見知りならぬ羊または山羊見知り/6カ月と1日

日付が変わってしまったが昨日の記録。
「長門牧場」に行ってきたのだ。ここのアイスクリームがなかなかおいしくて、妻に教えられて知ったのだが、今回も「今日何しようね」と話していたら彼女が牧場行きを提案してくれたので、急に思い立って出かけたという次第。
ちなみに、自宅近くの八百屋というかスーパーでも売っているのだが、もう仕入れをやめてしまうらしい。

天気も良く、祝日でお盆休みに入ることもあって、蓼科には人が増えてきていた。牧場にもけっこうな人出で、お昼ご飯を食べるのに少し時間がかかったがそれでも首都圏の観光地の混みようと比べればだいぶましなものだろう。
この牧場はたくさんの施設があるわけではなく、牧草地が広がる中にレストハウスが一棟立つくらいで、とても開放的でのどかなところがよい。いわゆる「観光牧場」ではないのだ。乳牛が多くいるほか、馬や数頭の羊、山羊、そしてアルパカがいた(これは観光用ですかね)。

さて愛娘。これらの動物の近くに寄って一緒に写真に収めようとすると、いぶかしげな表情から徐々に泣きそうな顔になってしまった。最近になって、人見知りが始まったかと思わせるような出来事があったので、もしかしてそれに準じて「動物見知り」なのか。
場内には木立も少なかったので、日焼けが気になった。もちろん、自分のではない。

miércoles, 10 de agosto de 2016

クレープではない、ガレットだ/6カ月と0日

今日は蓼科3日目。
こちらに来ると妻がきまって訪れているお気に入りのお店が何軒かある。その一つが無農薬野菜を店主自らが栽培して販売する「郭公」だ。

午後1時半頃お店に行くと、主のおばちゃんが数人のお客さんとお話ししていた。店先に出している野菜たちはけっこう売れてしまっていて、もう少し早くに来なければいけなかったと反省。ズッキーニとピーマン、ニンニクを買う。そして僕は自分用にシシトウを。これを「パドロン・ピーマン(pimiento de Padrón:スペイン・ガリシア地方の名物)」もどきにして食べることに去年味をしめたのだ。すると、明日は売らないからと残っている分は全部あげると言われてしまって、でも手間暇かけて作っている人からただでもらうわけにわいかないと思い、やはりただにしてくれたズッキーニの分と合わせてこっそり料金箱にお代を入れておく。

先客が帰った後でしばしおばちゃんとおしゃべり。冷たいお茶とブルーベリーをいただきながら、僕も話の輪の中に加わる。なんでも、数年前に開館したという「満蒙開拓平和記念館」を最近訪れてきたそうで、そこで手に入れてきた書籍やパンフレットを見せてもらいながら、今の日本が再び戦争へと向かうのではないかと危惧していること、現政権の暴走・暴挙とそれを支持する一定多数の国民がいる現実を憂慮していることなど、いろいろな感情を共有した。

このあと、昨日行くと決めていた、本場フランスのガレットを出すお店
「レ・スリズィエ」に遅いお昼を食べに行く。これが本当に本当においしくて、オーナーシェフに「記憶に残る味です」と率直な感想をお伝えする。お店も素敵で、店内に入ると正面に本棚があって書籍がジャンルを問わず並んでいる。左手にはソファーなどが置いてあり、くつろげる空間になっている。店外には3年前に製作を始めたというお庭があって、まだまだ完成には程遠いそうだが、とても感じのいいお庭になるであろう雰囲気が今からでも伝わってくるのが不思議。

食後に御射鹿池に立ち寄った。画家の東山魁夷(これで「かいい」というお名前だそうな)が描いた『緑響く』という作品でも有名だとは妻の話。今の時期は木々の新緑が水面に映えて美しい。去年は池のほとりまで降りて行けたのだが、今は立ち入り禁止になっている。付近の道路は拡張工事の途中にあって、観光と保護の間で揺れるご当地の思いを見るようだった。

さて、愛娘は今日で6カ月の節目を迎えた。
といっても、今日にいきなりできるようになったことがあるわけではなく、ひと月以上前から自分の指(ときには手全体)をよく舐めるようになったのだが、これがそろそろ他の物か何かに取って代わるといいなと思う次第。
ハイハイはまだしないものの、仰向けの状態から自分で回転してうつ伏せになって、頭を高くあげるのはだいぶお手の物になった。ここからうまく進んで行けるといいね。がんばれ。

[2016.8.12追記]