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miércoles, 10 de agosto de 2016

クレープではない、ガレットだ/6カ月と0日

今日は蓼科3日目。
こちらに来ると妻がきまって訪れているお気に入りのお店が何軒かある。その一つが無農薬野菜を店主自らが栽培して販売する「郭公」だ。

午後1時半頃お店に行くと、主のおばちゃんが数人のお客さんとお話ししていた。店先に出している野菜たちはけっこう売れてしまっていて、もう少し早くに来なければいけなかったと反省。ズッキーニとピーマン、ニンニクを買う。そして僕は自分用にシシトウを。これを「パドロン・ピーマン(pimiento de Padrón:スペイン・ガリシア地方の名物)」もどきにして食べることに去年味をしめたのだ。すると、明日は売らないからと残っている分は全部あげると言われてしまって、でも手間暇かけて作っている人からただでもらうわけにわいかないと思い、やはりただにしてくれたズッキーニの分と合わせてこっそり料金箱にお代を入れておく。

先客が帰った後でしばしおばちゃんとおしゃべり。冷たいお茶とブルーベリーをいただきながら、僕も話の輪の中に加わる。なんでも、数年前に開館したという「満蒙開拓平和記念館」を最近訪れてきたそうで、そこで手に入れてきた書籍やパンフレットを見せてもらいながら、今の日本が再び戦争へと向かうのではないかと危惧していること、現政権の暴走・暴挙とそれを支持する一定多数の国民がいる現実を憂慮していることなど、いろいろな感情を共有した。

このあと、昨日行くと決めていた、本場フランスのガレットを出すお店
「レ・スリズィエ」に遅いお昼を食べに行く。これが本当に本当においしくて、オーナーシェフに「記憶に残る味です」と率直な感想をお伝えする。お店も素敵で、店内に入ると正面に本棚があって書籍がジャンルを問わず並んでいる。左手にはソファーなどが置いてあり、くつろげる空間になっている。店外には3年前に製作を始めたというお庭があって、まだまだ完成には程遠いそうだが、とても感じのいいお庭になるであろう雰囲気が今からでも伝わってくるのが不思議。

食後に御射鹿池に立ち寄った。画家の東山魁夷(これで「かいい」というお名前だそうな)が描いた『緑響く』という作品でも有名だとは妻の話。今の時期は木々の新緑が水面に映えて美しい。去年は池のほとりまで降りて行けたのだが、今は立ち入り禁止になっている。付近の道路は拡張工事の途中にあって、観光と保護の間で揺れるご当地の思いを見るようだった。

さて、愛娘は今日で6カ月の節目を迎えた。
といっても、今日にいきなりできるようになったことがあるわけではなく、ひと月以上前から自分の指(ときには手全体)をよく舐めるようになったのだが、これがそろそろ他の物か何かに取って代わるといいなと思う次第。
ハイハイはまだしないものの、仰向けの状態から自分で回転してうつ伏せになって、頭を高くあげるのはだいぶお手の物になった。ここからうまく進んで行けるといいね。がんばれ。

[2016.8.12追記]

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